日本養豚開業獣医師協会(JASV

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日本養豚開業獣医師協会(JASV)
代表理事 就任のご挨拶


一般社団法人日本養豚開業獣医師協会(JASV)
代表理事 呉 克昌

 2018年7月20日の第16回通常総会においてJASV代表理事に選任されました呉 克昌です。

 今、日本の養豚業界は二つの大きな課題に直面していると思います。
 1つ目は、豚肉の消費は着実な伸びを見せているにも拘らず、自給率ははじめて50%を切り、その不足分を輸入ポークに奪われている現実があり、国産ポークの増産が必要であるということです。ただし、先日、安倍首相が署名したEUとのEPA協定やTPP11、また、今後行われるだろう米国との二国間協議により、将来的に関税が大幅に引き下げられるだろうことを考えた時、単なる増産ではなく、生産性を高め生産コストを下げることを伴った国内ポークの増産が非常に重要であると考えます。
 2つ目は、耐性菌の問題です。ワンヘルスアプローチという言葉に象徴されるように、人の健康(耐性菌)問題は人医療だけでは事足りず、畜産、農業、環境分野も含めた包括的対応が強く求められています。畜産分野での抗菌剤使用量は豚でとび抜けて多く、人の年間使用量とほぼ同量です。今後、抗菌剤の適正・慎重使用を進め、豚での使用量を減らし、耐性菌発生リスクを低減することが急務です。この意味で、要指示医薬品を処方、指示する獣医師の役割と責任は、かつてなく非常に大きくなっています。
 JASVでは創立当初より、養豚管理獣医師の定期農場訪問制度の定着を大きな目標として活動してきましたが、このことは上記の耐性菌対策に直結すると考えますので、定期農場訪問制度の定着を目指し、地道な努力を重ねてまいります。このような大きな2つの課題に対して、JASVはさまざまな活動を通じて、それらの解決のために努力してまいります。

 話題は変わりますが、私は、あまり強くなかったのですが、中学、高校とサッカーをやっていたこともあり、今回のロシアワールドカップを大いに楽しみました。仕事の時間外に試合があったので多くの試合を見ることができました。その中で印象に残ったことが3つあります。
 1つ目は、旧植民地を多く擁するフランスは当然ながら、多くのヨーロッパのチームが非常に多文化、多民族の選手からなっていたことです。ベルギー、イングランド、ドイツなどです。世界は大きく変わり、常にダイナミックな(変化する)ものと改めて感じました。
 2つ目は、ロナウドやメッシといったスタープレイヤーだけを擁したチームが必ずしも勝たないということです。チームとして、一致団結したチームワークを見せたクロアチアの活躍が印象的でした。
 3つ目は日本の躍進です。その中でも印象的なことが3つありました。1つ目は、ほとんどの選手がヨーロッパなどのクラブチームで活躍して、フィジカル、メンタルとも相当に鍛えられタフな選手になっているということです。一言で言って、1対1の局面で負けない力を持っていたということです。2つ目は、手を抜かなない、そしてあきらめない姿勢です。今大会では柴崎選手が攻守にわたって大活躍して注目を浴びましたが、選手としてのピークを過ぎた本田選手、香川選手、岡崎選手たちも起用に応えて、それらの姿勢を貫いたのが印象的でした。3つ目は、一致団結したチームワークでした。
 これらのことから、われわれJASVの獣医師も、常に世界基準を意識して自己研鑽に努めレベルアップしながら、それぞれのエリアで粘り強く、あきらめることなく活動し、そして大きな目標に対しては一致団結したチームワークを見せることが重要と思います。
 ただ、やはり1人のスタープレイヤーだけでは勝てないのも事実です。JASVだけの力は微力です。養豚業界にかかわる生産者、企業、研究者、行政の方々と協力して、一致団結したチームワークを発揮すれは、大きな課題をクリアできると確信しています。
 JASVは今後とも努力を重ねてまいりますので、どうぞご支援、ご協力よろしくお願い申し上げます。




 
   
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